目次
通所介護(デイサービス)役割
通所介護には2つの役割があります。
- 心身機能維持のため機能訓練を行う
- 家族の負担軽減のため身の周りの介護・日常生活のお世話を行う
通所介護(デイサービス)内容
通所介護(デイサービス)のサービスの内容は、要介護状態にある高齢者が施設に通い、排泄・入浴・食事・機能訓練を日帰りで行います。施設の方が自宅から施設まで送迎もしてくれます。レクリエーションの時間も設けており、歌・体操・書道・料理など様々な催しが受けられます。通所介護を受ける事で地域との関わりを促す事になり外出したり、人と触れ合ったりできるため、閉じこもりや孤立の予防につながります。

介護する家族の方も介護負担軽減につながりますので、息抜きなどを行えるので気分転換をできる時間の確保が行えます。
通所介護(デイサービス)料金
通所介護(デイサービス)の自己負担額は費用の1割です。しかし、65歳以上で資産が多い場合、利用者の自己負担は2割又は3割となります。また、要介護度、利用時間、利用するデイサービスの種類、施設の所在地等によって金額が異なります。
介護保険の給付の対象になっていない食事やおやつの代金、娯楽で使用した材料費などは自己負担となります。送迎料金は利用料に含まれています。
サービス時間は、3時間以上、1時間ごとに設定されており、最長14時間まで延長できます。詳しいことは、利用を検討している施設や、担当のケアマネジャーに問い合わせしてください。
要支援の方は、「介護予防通所介護」のサービスを利用することができます。リハビリに特化した施設が主になります。
人員基準と設置基準
・人員基準
通所介護では、利用者の定員数によって配置する職員数が決めれている。
例えば、定員10人以下の小規模デイサービスの場合
管理者1名・生活相談員1名・介護職(看護師)1名・機能訓練指導員1名が必要
・設定基準
設備基準では定員1人あたり3m2以上のスペースの確保が必要。
事業コンセプト
通所介護は大きく分けて2つに分類されます。
- 機能訓練型
- レスパイト型
機能訓練型『リハビリ・デイサービス』
入浴や食事なしの短時間での提供を行っています。(1回3時間程度)
要支援からサービスを利用する事ができ、柔道整復師の資格やPTの先生などがいる所もあり、介護予防に力を入れて、残存機能の維持や向上を目的としたサービスを展開している。治療院などが多く参入している。
スパイス型 『お泊りデイサービス』
デイサービス利用後にそのままその施設に泊まるサービスを受ける事ができる。ご本人の状態や希望により選択されることとなります。日中のデイサービスは介護保険に基づき提供されますが、お泊りデイサービスは介護保険が適用されず、宿泊費は全額自己負担となります。

通所介護(デイサービス)まとめ
高齢になると、外出する機会も減っていき、他者と関わる時間もなくなる傾向にあります。運動も行うことも少なくなる為、残存機能の低下がみられる様になるので、施設を利用する事により、運動などを通して残存機能の維持・向上を行う事ができます。また、他者と関わる事によって認知症の予防にもつながりますので、通所介護の利用をお勧め致します。
実際に通所介護を選ぶ時に、利用者様自身が通いたいと思える所を探す必要があり、現在はホームページもしっかりとしているので、施設の特色をみて選ぶ必要があります。体験も行なっている所もありますので、実際に体験してから、利用者様の判断が最重要になってきます。
さらに、家族などの介護負担軽減にもなりますので、リフレッシュする事も大切です。お互いが無理のない様に考え、介護する側・介護される側、両方にとって安心できる生活環境を整える為にも施設のご利用は重要なことです。