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訪問介護の役割
訪問介護サービスは、住み慣れた場所で最後まで暮らすために必要なサービスの1つです。
介護の資格を持った訪問介護員(ホームヘルパー)が、利用者の自宅にて身体的介護(排泄・入浴・食事)など行います。また、掃除・調理・洗濯などの支援を提供する介護保険サービスです。
訪問介護の内容
身体介護
排泄・入浴・食事などの直接触れて行う介助と、それに伴う準備や片付け。この中に、治療食や流動食の調理も含みます。
生活援助
掃除、洗濯、調理、買い物などの家事の援助や、薬の受け取りなど。身体に直接触れない範囲の身の回りのお世話です。
通院などのための乗車・降車の介助
ホームヘルパーが車を運転し、利用者を病院へ連れて行き、移動(歩行・車椅子走行など)や受診手続きを介助します。
※主に3つの分野に分類されます。

訪問介護の目的
訪問介護の目的は、高齢者の自立支援や要介護度の進行を防ぐことです。
利用者自身が行える事はご自身で行える様にするのも、サービスの1つです。
家事代行サービスとの違いにもなります。
訪問介護を利用すれば、一人暮らしの方でも安心して生活が続けられます。また、ご家族の介護負担の軽減につながります。
訪問介護のサービス料金
訪問介護費用相場
訪問介護費用は、サービスの種類別料金 × 利用時間 + その他料金(緊急時加算など) = 1日あたりの自己負担額です。
※なお、ここでは1単位=1円として計算しています。
また、事業所毎に異なりますので、あくまでも目安にして下さい。
・身体介助の場合の自己負担額
20分未満:165円/回
20~30分未満:245円/回
30~60分未満:388円/回
60~90分未満:564円/回
90分以上(以降30分経過毎):80円/回 が加算される
・生活援助の場合の自己負担額
20~45分未満:183円
45分以上:225円
・通院時の乗車・降車等介助の場合の自己負担額
片道:97円/回
往復:194円/回
・身体介護に続いて生活援助を行った場合の自己負担額
生活援助20分毎に:67円/回(身体介護料金に追加)
訪問介護まとめ
今後、訪問介護の軽度者へのサービスが介護予防生活支援総合事業に移行される事になると考えられます。介護保険外になったとしても、実費対応を併用する(混合介護)になってきます。将来的には、短時間を複数回使う事が主流になってくると思います。
訪問介護を利用する事で、利用者がひとりで居る時間を減らす事ができますし、介護予防や介護する側の介護負担軽減などにも繋がります。
また、地方などは自身で買い物も行けない場合や、病院にいきたいが、車がない場合もありますので、サービスの利用のニーズも増えております。