介護職員がおすすめする本・痴呆を生きるということ

介護の本

書名:痴呆を生きるということ

■著者:小澤 勲

■出版年月:2003年7月18日発行

2016年5月16日第24刷

■出版社:岩波新書

書籍内容

痴呆老人は,どのような世界を生きているのだろうか.彼らは何を見,何を思い,どう感じ,どのような不自由を生きているのだろうか.痴呆老人の治療・ケアに20年以上携わってきた著者が,従来ほとんど論じられてこなかった痴呆老人の精神病理に光をあて,その心的世界に分け入り,彼らの心に添った治療・ケアの道を探る

目次

第1章 痴呆を病む、痴呆を生きる

第2章 痴呆を生きる姿

第3章 痴呆を生きるこころのありか

第4章 痴呆を生きる不自由

第5章 痴呆のケア

終章 生命の海

感想

この本は以前認知症がまだ、痴呆症と呼ばれていた頃に書かれた本です。2003年7月18日発行2016年5月16日第24刷になります。認知症は記憶障害・見当障害などの中核症状と幻覚妄想状態・せん妄・徘徊などの周辺症状があります。中核症状は完治する薬が現在ないので、周辺症状を和らげることを目指した本です。周辺症状を分かりやすく説明しており、認知症の理解を深める事のできる本になります。また、認知症の患者の立場を具体的に説明していますので読んでいて引き込まれる内容になっています。

著者は最後にこう言っている。「『ぼけても心は生きている」『ぼけても安心して暮らせる社会を』。これは、世界アルツハイマー・デイに向けて『ぼけ老人をかける家族の会』がこの数年掲げているスローガンである。これが本書を通じて私が言いたかったことの、ほとんどすべてである。」著者は終章で自身の肺癌を告白。2008年11月19日死去。

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